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概要 湖沼、池、河川、水田に見られる多年草です。他のフサモ属と違って、沈水植物ではなく、抽水植物です。
原産地 南アメリカ原産です。
移入の経緯 観賞用に持込まれ野生化、帰化しました。雄花と雌花を別々の個体につける雌雄異株(しゆういしゅ)で、日本には雌株のみが持込まれ、繁殖しています。
特徴 水中に茎を張り巡らせて、上部は垂直に立ち、水上に突き出しています。水中の茎は分岐しながら広がり、節から根や茎を出します。水上の葉と水中の葉の形状が異なっています。
現状 異常繁殖すると害を生み、各地で問題視されることがあり、水田では害草扱いになっています。環境省が定める外来生物法により特定外来生物に指定されています。持ち帰って栽培したり、他の土地に移殖することは禁止されているので気をつけましょう。
外来生物法・飼育、栽培、保管及び運搬することが原則禁止・輸入することが原則禁止・野外へ放つ、植える及びまくことが禁止・飼養等する許可を持っていない者に対して譲渡し、引渡し、販売などをすることが禁止・体識別等の措置を講じる義務※違反内容によっては非常に重い罰則が課せられます。
外来種が及ぼす問題①在来種の動植物を食べてしまい生態系を乱します。②在来種の食物、生息場所、繁殖場所を奪い、棲息環境を変えます。③近縁の在来種と交配して雑種をつくり純粋な在来種が減少します。④農林水産物を食べたり、畑を荒らしたりします。