概要
低地の林に生える、つる性の多年草です。
日本での分布
本州の関東地方より西、四国、九州、南西諸島に分布し、山形県、新潟県でも見られます。
特徴
葉には5~7つの切れ込みがあり、裏面に短い毛があります。葉は交互に出ます。地下茎が浅く横に這い、そこから伸びた茎が右に巻きながら枝分かれし、高さ5m以上になります。低地に生えるヤマノイモ属で葉に切れ込みのあるのはほとんどがカエデドコロです。
花と実
雄花と雌花を別々の個体につける雌雄異株(しゆういしゅ)です。雄花も雌花も花序(かじょ)は垂れ下がり、燈色の小さな花を付けます。種子の周りに翼があります。
メモ
葉の形がカエデの葉に似ているため、この名が付けられました。
|