概要
湖沼や水路にみられる沈水生の多年草です。
原産地
北アメリカ東部原産です。
移入の経緯
昭和初期に雄株のみ輸入され、野生化して広まりました。
特徴
茎の長さは20~50cmで、茎の節から水中に根を出しています。葉は一箇所から3枚づつ並んで生えており、長さ5~15㎜で、幅は1~2.5㎜程度の大きさです。 折れやすいですが、再生力が強く、切れた茎の節から根を伸ばし増殖します。 雄花と雌花を別々の固体につける雌雄異株(しゆういしゅ)ですが、日本には雄株だけしか入っていません。
花
花は開花すると、植物体から離れて、水面に浮きます。
見分け方
オオカナダモと似ていますが、オオカナダモは葉が一箇所から4~5枚生えています。 またオオカナダモは全体にコカナダモに比べて大きいことでも区別できます。
メモ
大繁殖して排除措置の対象となる地域もあります。
要注意外来生物指定の理由
殖芽で冬を越せるのに加え、富栄養~貧栄養水系に生育でき、在来種を駆逐します。
要注意外来生物:飼養等の規制はありませんが、自然界では生態系に悪影響を及ぼす可能性があります。そのため、利用している個人や事業者等に対し、正しい取扱いをお願いしている外来生物です。
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