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チガヤ   チガヤ
イネ科 チガヤ属
学名:Imperata cylindrical var. koenigii
漢字:茅萱
花期:5~6月

 
チガヤの穂

概要
日のあたる草原、海岸の砂丘、埋立地、河川の土手などに群生する多年草です。

日本での分布
本州、四国、九州、南西諸島に見られます。

特徴
地下茎は白く、地中を長くはって伸びています。
葉は線型で硬く、開花後に長さ80cmくらいに伸びます。秋には紅葉します。

花と実
茎の先にやわらかい白い毛でおおわれた花序(かじょ)を出します。
毛の中で、紫色でたくさん飛び出して伸びているものはめしべです。
実がなると、毛と共に風に吹かれて飛ばされていきます。

メモ
和名のチガヤのチは「千(せん)」の意味で、チガヤが群生する様子を表してついた名前という説があります。
また、魔除けの力があるといわれています。
6月末にはチガヤで編んだ大きな輪を人々がくぐる「茅(ち)の輪くぐり」という有名な行事があります。
地方によってはチガヤで編んだ縄を飾ったりする風習もあります。

 
  草丈の高い競争相手がいない所では、
とてもよく育つようです。
 
 
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