概要
湖や池、用水路に多く見られる浮遊生の多年草です。
原産地
南アメリカ原産で、世界各地に広く帰化しています。
移入の経緯
明治年間に南アメリカから観賞用として持ち込まれたものが、野生化した外来植物です。
特徴
日本の暖地では越冬しますが、寒冷地では一年草です。 葉柄の中部が丸くふくらみ、浮き袋になって浮いています。
花
淡い紫色の花を6~20個つけ、いっせいに開花する様子は大変美しい風景です。咲いた花は翌日には茎が曲がって、水中に沈みます。
メモ
年によっては児島湖で大発生します。旺盛な繁殖力で、水面を覆うので、害草とされていますが、水中の窒素やリンを吸収する能力が高く、かつては池沼の水質浄化用に栽培されていたこともあります。
要注意外来生物指定の理由
水面を覆い水中への光を遮断する為、水生生物全体への影響がおそれられています。
要注意外来生物:飼養等の規制はありませんが、自然界では生態系に悪影響を及ぼす可能性があります。そのため、利用している個人や事業者等に対し、正しい取扱いをお願いしている外来生物です。
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