概要
湖沼やため池、河川の浅い水中に群生する沈水生の多年草です。
日本での分布
北海道から南西諸島に見られます。
特徴
全体的に淡い黄緑色で、長さ3mほどにも達することがあります。 根は泥の中を横にはって伸び、節から多数のひげ根と茎を生やします。
葉は、長さ4~10cmで、波状にちぢれています。
5月ごろに、枝先や、葉のつけねの部分に、殖芽(しょくが)ができます。 この、殖芽というのは、生長に適さない季節に茎に栄養を溜め込んで形成される芽のようなものです。 再び環境が良くなると、そこから新たな芽が生長して繁殖します。 水草によく見られる現象ですが、多くの種は殖芽を冬に作りますが、エビモは夏に殖芽をつくるという特徴があります。
花と実
花は数個の小さい花がかたまっており、咲いた後は水中に沈んで、実を作ります。
メモ
水の流れがある所では殖芽を作らないこともあります。
|