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ヌルデ   ヌルデ
ウルシ科 ウルシ属
学名:Rhus javanica
別名:白膠、白膠木
花期:8月

 
ヌルデ

概要
林のふちや草原によく見られる落葉小高木です。

日本での分布
北海道から南西諸島に分布しています。

特徴
高さは3~8mになります。ある程度成長して成木になると、枝を鹿の角状に増やして、樹木が傘のような形になります。
新しい枝は毛が密に生えていますが、やがて毛はなくなります。
葉と葉の間の軸に、翼(よく)という、葉に似た質感の羽状のものがついているので、見分けやすい木です。


ヌルデの翼(よく)
雌雄異株(しゆういしゅ)で、雄花と雌花が別々の個体につきます。
枝先に円錐花序(えんすいかじょ)をつけ、白色の小さな花をたくさん咲かせます。


メモ
別名の白膠という名は、白い樹液が器を塗るのに使われたためにつけられました。果実は塩気があり、サルなどの好物です。
伐採後や、災害後の跡地に真っ先に生えてくる、先駆植物(せんくしょくぶつ)です。

注意
人によっては樹液にかぶれることがあります。触らないようにしましょう。

 
  鳥(イカルなど)も実を食べにくるよ。
気になったら鳥の図鑑ページも見てね。
 
 
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