概要
林のふちや草原によく見られる落葉小高木です。
日本での分布
北海道から南西諸島に分布しています。
特徴
高さは3~8mになります。ある程度成長して成木になると、枝を鹿の角状に増やして、樹木が傘のような形になります。 新しい枝は毛が密に生えていますが、やがて毛はなくなります。 葉と葉の間の軸に、翼(よく)という、葉に似た質感の羽状のものがついているので、見分けやすい木です。
花
雌雄異株(しゆういしゅ)で、雄花と雌花が別々の個体につきます。 枝先に円錐花序(えんすいかじょ)をつけ、白色の小さな花をたくさん咲かせます。
メモ
別名の白膠という名は、白い樹液が器を塗るのに使われたためにつけられました。果実は塩気があり、サルなどの好物です。 伐採後や、災害後の跡地に真っ先に生えてくる、先駆植物(せんくしょくぶつ)です。
注意 人によっては樹液にかぶれることがあります。触らないようにしましょう。
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