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ゴキヅル   ゴキヅル
ウリ科 ゴキヅル属
学名:Actinostemma lobatum
漢字:合器蔓
花期:8~11月

 
ゴキヅルの葉

概要
河川や池沼の水辺に生える、つる性の一年草です。

日本での分布
北海道、本州、四国、九州で見られます。

特徴
つるの長さが2mほどの小型のつる植物です。茎は細く、全体的に華奢な印象です。巻きひげがあり、周りのものに絡ませます。葉の大きさは3~10cmで、先のとがった細長いハートのような形です。

ゴキヅルの花花と実
雄花と雌花を一つの個体につける、雌雄同株(しゆうどうしゅ)です。花は黄緑色で約1cmです。花びらの先が尖っていて、まるで小さな星のような形をしています。茎の先に雄花を密集して多くつけ、その茎のつけ根に雌花を一つつけます。
果実は大きさ約1.5cmの楕円形です。果実の中には黒い種が二つ、仲良く並んで納まっています。果実が熟すと果皮が横にパックリと割れ、中の種を落とします。


種が落ちた後メモ
ゴキヅルの「ゴキ」は合器(ごうき・・・蓋付きの椀)からきており、果実が横に割れる様子にたとえて名付けられました。

 
  種の落とし方が独特でおもしろいね。  
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