概要
海岸の砂丘や礫地、荒地、土手などにごく普通に生える、やや大形の二年草です。
原産地
北アメリカ原産で、アジアやオーストラリアに帰化しています。
移入の経緯
マツヨイグサの仲間はアメリカ大陸に約80種が自生しています。このメマツヨイグサは明治後期に日本に入り込んだといわれています。戦後に急速に広がりました。
特徴
発芽後1年目はロゼット(多数の葉を、地表面に水平に這うように放射状に葉を広げている状態のもの。越冬の姿として、しばしば見られます。)で冬を越し、翌年に生長して、開花し、その後枯れます。茎は直立し、上部で枝分かれし、高さは1.5mほどにもなります。
花
花は径約2~4㎝ほどで仲間のマツヨイグサよりもひとまわり小さめです。花期は長く、花の色は淡い黄色で、花弁はうすく、4枚あり、夕方に咲いて、朝にはしぼみます。
要注意外来生物指定の理由
様々な環境に適応し、亜高山帯や砂丘にまで侵入します。そこに生育する在来種をおびやかしています。
要注意外来生物:飼養等の規制はありませんが、自然界では生態系に悪影響を及ぼす可能性があります。そのため、利用している個人や事業者等に対し、正しい取扱いをお願いしている外来生物です。
|