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ヨウシュヤマゴボウ   ヨウシュヤマゴボウ
ヤマゴボウ科 ヤマゴボウ属
学名:Phytolacca americana
漢字:洋種山牛蒡
別名:アメリカヤマゴボウ
花期:7~9月

 
ヨウシュヤマゴボウ

概要
路傍、空き地、荒地、山野に普通に見られる大形の多年草です。

原産地
北アメリカ原産で、南アメリカ、オーストラリア、アジアなどに帰化しています。

移入の経緯
明治の初めごろに北アメリカから渡来し、現在では日本全国で見られます。

特徴
生育期間は4~10月で、高さは1~2mになります。茎は太く直立し、色が赤く、上部で枝分かれします。葉は、対に生え、長さは10~30cmほどで、楕円形で先が尖ります。根はゴボウに似ていて太いです。
全体に毒があり、根はとくに毒性が強いです。

ヨウシュヤマゴボウ ヨウシュヤマゴボウの花    

花と実
花は白色でわずかに紅色を帯びており、径5~6㎜ほどです。果実は径約8㎜のややつぶれた球形で、熟すと黒紫色になります。熟した実が、房の状態でぶら下がっている様子は、一見、ブドウの仲間のように見えますが、まったく違います。

メモ
果実をつぶすと濃い紅紫色の汁が出ます。このことから、アメリカでは「インク・ベリー」と呼ばれています。

注意
有毒なので、口に入れたりしないように気をつけましょう。

 
  紅紫色の実がなると、とても目立つね。  
 
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