概要
路傍、空き地、荒地、山野に普通に見られる大形の多年草です。
原産地
北アメリカ原産で、南アメリカ、オーストラリア、アジアなどに帰化しています。
移入の経緯 明治の初めごろに北アメリカから渡来し、現在では日本全国で見られます。
特徴
生育期間は4~10月で、高さは1~2mになります。茎は太く直立し、色が赤く、上部で枝分かれします。葉は、対に生え、長さは10~30cmほどで、楕円形で先が尖ります。根はゴボウに似ていて太いです。 全体に毒があり、根はとくに毒性が強いです。
花と実
花は白色でわずかに紅色を帯びており、径5~6㎜ほどです。果実は径約8㎜のややつぶれた球形で、熟すと黒紫色になります。熟した実が、房の状態でぶら下がっている様子は、一見、ブドウの仲間のように見えますが、まったく違います。
メモ
果実をつぶすと濃い紅紫色の汁が出ます。このことから、アメリカでは「インク・ベリー」と呼ばれています。
注意 有毒なので、口に入れたりしないように気をつけましょう。
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